兜・鎧の種類③

ありがとうございます、販売員の小川です。

今日、3月13日(木)はとても暖かい一日です。

そんな中、種類のご説明のパート3です。


今回は、ややこしい話なんですが、「江戸甲冑」「京甲冑」の話です。

要約すると、作り方の違いです。

ご注意いただきたいのが、見た目ではない!という点です。


あくまで、作り方です。


飾り金具があまりついていなくて、黒っぽい感じが全て江戸甲冑ではありません。

金箔押しで飾り金具がいっぱいついてて、華やかな感じが全て京甲冑ではありません。



本物の甲冑を作るような工程で製作されいているのが、江戸甲冑。

金物をふんだんに使い手作業で造る工程が多いのが、京甲冑。


江戸甲冑でも金箔押しの兜もありますし、京甲冑でも天然漆塗りで仕上げる兜もあります。


そもそも、江戸甲冑と呼べる作業工程を経ていないものは江戸甲冑ではありませんし、

京甲冑も同様で、見た目が似てても基準を満たしていないと京甲冑とは呼べません。


ややこしくしているのが、説明が難しいところなんですね。

江戸甲冑と京甲冑が本物で、他が「もどき」ということではない!ということだけ覚えておいてください。あくまで、作り方の名称なんですね。


別所実正さんは、めまいがするほど手作業が多い職人さんですが、工程は江戸でも京でもないという…でも、造りは凄く良いです。


通常の造りの兜・鎧は、機械作業の工程が多いんですが「それが普通」です。

誤解されてしまいそうな点ですが、通常は機械作業が多いんです。


そこに、手作業で造る工程が多くなることで、ステータスを上げてそれに伴い値段も上がっていくということなんです。


なにしろ最大のややこしくしている点が、「パッと見ではわかり辛い」というところです。

ながなが書いたんですが、「そういう作り方があるんだね」くらいに思う感じでよろしかと思います。


一番大切なのは、正面から見たときの見た目です。









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